少女仮面を観る

ボイスレッスンでご一緒してるNさんに
たまたまチケットを手配していただき、
突然予定を変更して、
池袋シアターグリーンで
劇団俳小「少女仮面」を観せて頂きました。

http://haishou.co.jp/backnumber/shojokamen/index.html

この劇団のお芝居は一回くらい観たかもしれないけれど
たしか生粋の新劇団。

唐十郎さんの戯曲と新劇団。
意外な組み合わせだけれど、面白いのかしらという興味と
風邪も回復してきて、昨日はプラネタリウムにも行けたし
今日は芝居をみて元気になれるかなぁと思ったし、
徐々に世間に復活していきたいと身体が思い始めている感じ。

行くと決めたら、偶然に電車でハチマルのS先輩と会って
打ち合わせなきゃならない事を話せて超ラッキー。

劇場では先日のお芝居の演出家の内藤監督とお会いできて
またまたご挨拶が出来てラッキー。

面白いなぁ。

で、お芝居。

少女の「貝」が大鶴美仁音さんでした。
唐さんのお嬢様です。

こんなに大きくなったのね、と感慨ひとしおでした。
で、多分これから芸風が唐さんに似ていくのだろうと
思いました。義丹さんより唐さんに似ている感じです。
遺伝子ってすごいなぁ。
可愛かったです。

唐組のお芝居は20年以上前に何度か観ていて
友人も在籍していたので親しみはあるが
絶対に絶対に自分には向いていない世界であると
一線を引いていました。
今も(笑)。

でも。
今日観ていたらやはり戯曲の構造はしっかりしているし
いろんな俳優がこの芝居のいろんな役をやりたがるわけがちょっとわかりました。

春日野八千代の役を
昔は李麗仙さんとか白石加代子さんが演じていたそうで
それはそれはどれだけ凄かったろうと思います。

勿論本日の皆さんも熱演で頑張っていたと思います。

あと腹話術師の役はたしか根津甚八さんが演じていたと本で読みました。
あ~。これは根津さんで観たい!人形の役でもどっちでも良いから
ココに根津さんに居て欲しい。
どれほどの哀愁と、華で観客が蕩けたか容易に想像できました。
あと同じ事務所の大久保鷹さんにも居て欲しい!
富良野塾の後輩の植村結子にも居て欲しい!
いっそのことユンテクさん演出でコリペでやって欲しい。

昔観た唐組の水と汗とか、唾とか鼻水とか、
いろんな体液みたいなどろどろしたものが
ココにもあって欲しいとそれは思いました。

本日一番物足りなかったのはコップに水が入っておらず、
コーヒをこぼすシーンのカップが空っぽだったこと。
俳優はそこのところ、気にならないのだろうか・・・とちょっと思いました。
私だったら絶対に水を入れないと無理。生理的に。
劇場や演出と戦っても水を入れる。
偏った見方かもしれないけれどある枠を超えるのがこの戯曲の前提だと感じたのです。
そこだけね。

ある意味、
唐さんの戯曲(紅テントや唐組で上演された)は
一度観た観客の網膜に永遠に張り付いてしまっていて
もしかしたら小津安ニ郎映画のように
キャスティングも厳密に限定されていて
演じている俳優でさえ、
過去の幻影に吸収されそうになりながら
戦わなくてはならない難戯曲であり名作なのではないだろうかと思った。

私の脳内キャスティング
春日野八千代・・・中村勘三郎・中村梅雀(Wキャスト)    
貝・・・・奥山佳恵(舞台ガラスの仮面で姫川亜弓を演じた美少女)
腹話術師・・・高良健吾
ボーイ・・・香川照之
(敬称略ですみません・・・・)
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by chutaro116 | 2012-08-02 19:45 | 芝居

猫、表現、そして日々のこと。


by chutaro116
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