Yさんのこと

20代の劇団員時代に、近所のコンビニでバイトをしていました。

それほど長い期間やっていたわけではありませんでしたが
地元、ということもあり、今から考えると仕事のあとに良く飲みにいったり
当時の大学生バイトの子達とも結構楽しく過ごしていたのでした。

駅に行くのには毎日そのコンビニの前を通っていたし
あまり買い物はしないけど、
ちょくちょく行っていたのですが(雑誌の立ち読みとか)
今日、たまたま公共料金を支払いに行ったら店長が居て
「おまえ、この前テレビ出てたんだって?Oさんが言ってたよ」と
話しかけてくれました。
素直に嬉しかったです。

Oさんは、朝の店長さんみたいなポジションの女性で
朝私がぼ~っとしてパンや飲み物を買って出かけようとすると
必ず「がんばってね!」と送り出してくれるのでした。
テレビの事は話していなかったし、たったワンシーンなのに
テレビってすごいな~と思いました。ありがたかったです。

ところがその話の後、
店長から悲しい話を聞くことになりました。

当時一緒に働いていたYさん。
明るくて、いつも幸せそうで仕事もバリバリこなす
店員のエキスパートのような女性でした。

私の家のすぐ近所にお住まいで、
二人の息子さんの成長をいつも楽しみになさっていて
ご主人もとってもダンディでステキで。
いつも、息子さんと一緒にお買い物をしていて
たまにワンちゃんも連れていて、
やはり、いつも「がんばってね」と励ましてくださっていたYさん。

バイトしていた当時息子さんはまだ小学生で二人ともとても可愛くて
いつの間にか背もぐんぐん大きくなり、私の事もYさんの事も追い越して
そのことがいつも嬉しそうで本当に幸せそうに、近所を歩いていたのでした。

そのYさんが、11月にご病気で逝去されたのだそうです・・
信じられませんでした・・。
2ヶ月に一度くらいはお会いしていたので、最近お家の前を通りかかって
そういえば会っていないなぁと思っていたけれど・・・。
最後に道で会ったことがつい最近のようでした・・。

しばらく、呆然としてしまいました。

幸せと明るさが服を着て歩いているようだったYさん。
憧れの女性でもあったのです。

私はこの町は大人になって越してきたので
地元の知り合いといえばコンビニのバイトで知り合った人や
ビデオ屋のおじさんとか、餃子屋のお兄さんとか
そのくらいしかいません。

そのなかでもYさんの明るさは、
劇団員時代のつらい気持を救ってくれていたりしていました。

いまでも、まちの道でばったりあえそうなきがしてなりません。
駅前のスーパーのこととか、世間話をまた出来そうな気すらします。

明るくしていることの正しさを、
Yさんはこの町のみんなに教えてくれたのかもしれないとおもいます。

Yさんともう会えないなんて、まだ信じることができません。
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by chutaro116 | 2007-02-01 01:09 | からだ

猫、表現、そして日々のこと。


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