カテゴリ:BOOKS( 26 )

図書館とワタシ

図書館が本当に好きで、
貸し出しカードは都内6区分持っています。
新国立劇場のライブラリーも入れると7枚。

時間が出来れば、図書館に行って、
何時間でも過ごせます。

今まで、本当に無意識に図書館に行って
無意識に本を借りていました。

で、読書も無意識?に無自覚に?
時には仕事で必要な書物で勉強もするのですが。

で、何故、ワタシはこれほどまでに図書館に通うのか
ふと、考えました。

そこで、は!っと気付いたのです。

結構、奥深い部分です。

私は2歳から6歳まで大田区蒲田のキネマ通り商店街で育ちました。
家は『岩崎時計店』という、その名の通り時計屋でした。
父が時計職人でした。
(というか修理が出来る人。あとは販売)

幼少時の行動範囲はどのコでも同じように
限られています。

私も徒歩10分の保育園、商店街、大きな青い屋根の大田区体育館と周辺の公園
そして姉が連れて行ってくれてた図書館です。

私の父は、若い頃に結核をわずらい
その影響で、本当に虚弱体質だったようです。

私も気管支喘息でしたので、家ではいつもどちらかが
ゲホゲホしているか、私が吐いているか、
健全な家庭ではあるのですが、病弱な人が半分の4人家族でした。

その父が、私が小学一年の初夏、
かなり本格的に具合が悪そうになって
入院する事になりました。

学校から帰ると、お店のシャッターが下りていて
裏口から家に入ると暗い部屋で父が座っていました。

無邪気な私は、父に話しかけたのですが
父と会話をしながら、目線の先には
「頭が悪くなるから」と禁止されていた
テレビがあったのです。
そう、私はテレビが観たくて仕方がありませんでした。

父は「俺がしんだらいくらでもテレビみていいよ」と言いました。
子供のわたしはちょっと嬉しくなったのと
おとうさん冗談言って~と子供なりの解釈をして
「うん!」と回答しました。

父の心中いかに・・・・。

その日の晩あたりに、母と一緒にタクシーで父は病院に行き
私と姉二人の生活が2日間くらい続きました。

そして、一学期の終りの日、
明日から夏休みという日。

家には誰もおらず、実質的な鍵っ子デビューとなった私は
夏休みに本を沢山読みましょう。という宿題?のため、
家に戻るやいなや、友人の朝子ちゃんやひろ子ちゃんやおとなりのきょうこちゃん達と
図書館にダッシュしたのです。

そして図書館から帰るとき、
姉が向こうから走ってきました。

「お父さんが大変なんだって」

その後の記憶は曖昧で気付くと病院にいました。

到着後1時間もせず、父は他界しました。

家族4人の世界がその日、終わりました。
今から数十年前の7月20日です。

6歳だったので、周りが心配するほど悲しいと思わず
それよりも、翌日から始まった、
当時まだ珍しい『ザ・母子家庭』の
38歳で未亡人になった母への同情や、子供達に対する周囲の熱い気持ちや
(昭和40年代後半だし、商店街だったし、ご近所さんも親戚も、それはそれは大騒動)
慌しい日々のほうがエキサイティングでした。

なぜか、こんな事を
本日急に思い出しました。

自分にとって大切な人〈恋人や家族や飼い猫も飼い犬も親友も)は
近くに居なくても、この世のどこかに生きてさえ居れば
かならず繋がっていると、私は信じています。

そして、大切な人がこの世から去ってしまった時、
自分の中にある記憶が、
はかないけれど、その人と自分を繋げてくれるのだと思います。

私がウン十年前にいた、一学期最後の日の図書館は
そこには居なかったけれど、まだ
私の生活にリアルに存在していた父と生きていた
最後の病院以外の生活の場所だったのだと思います。
もしかしたら、その日、家に戻れば両親が居て
父親や母親に通信簿を見せて
これから始まる夏休みに何かの期待をしていたのかもしれません。

でも、一番覚えているのは
「テレビをみていいよ」と言われて「ウン」と答えた自分の居心地の悪さだった気もします。

思えば6歳だった自分。

たった6歳なのに、その日その時期に自分に影響を与えた事象が
今でも、大きく影響していたのだと、
少し驚きました。

私は図書館で父親という欠片を感じ安堵感を覚えているのかもしれません。

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おわり。
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by chutaro116 | 2013-04-28 00:02 | BOOKS

松尾スズキさんの「ドブロクの唄」

久々の更新ですね。
暫く、呆然と日々が過ぎていきました。

桜が散る前に。

松尾ファン待望の「ニャ夢ウェイ」を読みました。
そして図書館で「ドブロクの唄」も借りれました。

私が松尾さんを好きなのは
天才的な演技力と天才的なひらめきなのですが
こんな文章を書かれると
悶絶です。

引用させてください!
ドブロクの唄(新潮社)より。
「ほんとの供養は葬儀に参列して泣くことじゃないと思っている。
彼女と俺の関係の記憶を自分の心の中の墓地のサイズにおさまるよう
デザインする事だと、思う。
俺には宗教がないのでそうするしかない。」
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by chutaro116 | 2012-04-08 23:44 | BOOKS

おじさん図鑑

NHKラジオで
映画『しあわせのパン』の三島有紀子監督のインタビューを聞き、
じわっと感動して、インタビューが
終わってからもそのままラジオを流していたら
『おじさん図鑑』の作者なかむらるみさんの
街頭インタビューみたいなコーナーになりました。
なんだかとてもゆるくてほのぼのした声の人だなと思い
ちょっとおじさん図鑑に興味が湧き
夕方久しぶりに本屋に寄ったら
平積みになってました。
『おじさん図鑑』
立ち読みしたらもう笑い転げて倒れそうになり
一人でそんなになったらヤバイと思い、
真面目な本に移りクールダウンしてから
購入しました(笑)。
久しぶりの衝動買い!
スグに読みたくて、
サイゼリアに駆け込みましたF6CD.gif
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また笑い転げて涙がボロボロでて来たのでクールダウンして
携帯からブログを書く事にしました。
この本
ヤバイですよF7C3.gif

・・・あ~
読み終わりました。

ほんとうに面白かった。
笑いすぎて疲れました(笑)。

いっぺんにこんなにおじさんをみてしまい
夢におじさんが出てきそうです。

ちなみに
この本では、おじさんらしければらしいほど
ポイントが高いのです。

なので同業者に見られる
自由な感じの方のポイントは
総じて面白みに欠けるので(笑)低めでした。

この本の凄い所は
作者のさいとうさんの洞察力と
今日のラジオでも話していらしたけれど
「おじさんが大好き」であるところです。
なのでどんなおじさんも(感じの悪いおじさんでさえ)
ほほえましいのです。

そしてディープな取材記事もちゃんと掲載されています。

おすすめで~す。
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by chutaro116 | 2012-02-27 19:33 | BOOKS

王国

もうすぐ
読み終わってしまう、よしもとばななさんの「王国」全4部作。

あと15ページくらい。

勿体無い!

不思議なことに、読んでいると自分の生活にリンクしてくることが沢山ある。

縁のある読書とは、このようなめぐり合いが必然に起きるのだろうな~。

一番心に届いてきたのは
その4のパパ2のせりふ
「~選択肢の広さに感動して、やはりこの世に居てもいいと思うだろう?」

ちょうど、朝から
選択肢の広げ方は自分次第だと痛感していた事があって
ジャストに届きました。

朝の出来事は
引っ越してきてからガス湯沸かし器の不調を
約4年も我慢して使ってきて
とうとう昨日我慢できなくなって
パロマに電話したら
大屋さん持ちで、今朝あっけなく直った。

ここは、とても古い建物で色々な面で近代化されていないので
初めての様々な交渉が沢山あって
元気な時でないと、動けない。
といつも自分に言い訳をしていたことに気付く。

4年ものあいだ、
シャワーが急に冷たくなったりするたびに
スッパマッパ状態でびしょびしょでキッチンに戻り
ガスの元栓をあけたり締めたり。

よくガス事故を起こさなかったなぁ

大屋さんだって、「業者さんに言ってみてもらってね」って
言っていた。

それから
地デジになってから
ここは戸建方式なので自分でどうにかしてくださいと
言われ、(ーー;)
携帯でしかテレビが観れなかったのだが
とうとう総務省の地デジコールセンターに
泣きそうな声で電話をしたら
お試しだけど、室内アンテナを貸してくれる制度
(送料は往復総務省負担ですぞ)を教えてくれた。

今、キットが届いた。

あっけなく
改善することとかしないこととか、
こうして選択肢がひろがると
なんだか本当に感動する。

やったことがない事とか、普段知らない事や仕組みに触れるとき
どうして躊躇してしまうのだろう。
小学校では、毎日新しい事を学んでいたはずなのに
いつの間にか、経験則におもねってしまっている。

おそらく
人間はほうっておくと、経験則で生きていくものなんだろう。

だから、「勉強」という習慣をつけないと
大変なことになるって誰かが思って
学校というものが出来たんだろうな。多分。

毎日同じことは一つもないのにね。

私は猫にだって、いろんな選択肢を知って欲しいなぁと思う。
餌の味とか、遊び方とか。
キモチの良いベッドの種類とか。
もともとは猫だって野生の生き物だから
いつだって、外界の刺激は受け入れられるのだ。
新鮮なのは嬉しくて喜ぶのだ。

広がりすぎても怖いけれど、
感動できる範囲で、広がりたい。

それにしても
この「王国」を読んでから
身の回りの人々が、いとしいなぁと感じることが増えました。

目に見えない縁ある人々とのつながりとか
流れとか、
なんでこの人が好きなんだろう。
という事が、誤解ではなく
一方的な視点でもなく
具体的によく理解できました。

中目黒でサボテンが安かったので買ってしまったし(笑)。

ばななさん。凄い作家だなぁ。
ずっと書き続けて欲しいです。
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by chutaro116 | 2012-02-15 12:11 | BOOKS

最近の読書

最近読んだ本。

マキノノゾミ著「MOTHER~きみわらいたもうことなかれ」
よしもとばなな著「まぼろしハワイ」「人生を創る」
「Q人生って」「Q健康」「彼女について」他多数。
根津仁香著「根津甚八」
モーリーあざみ野著「ナーゴの猫町めぐり」
竹内敏晴著「思想するからだ」

料理本と戯曲多数。

目黑の中央図書館へ行くようになってから
ドバっと本を借りることが出来て
仕事とご飯と睡眠以外は殆ど読書状態です。
あ~楽しい。
戯曲は仕事で読まなくてはなりませんが
料理本やよしもとばななは殆ど快楽のために読みます。

そして、根津甚八さんの本が非常に面白かったです。

先月映画学校OBの方々と自由が丘にカラオケに行き
たまたま根津さんのアルバムにあった中島みゆきの曲をKさんが歌い
私もそのアルバムを熱心に聴いていて、根津さんの話題がのぼり、
その数日後に図書館で本を見つけて借りてきました。

私は根津さんがテレビで人気沸騰中に高校生で
図書館からテープを借りてきて「根津版おどう」とか聴いて痺れていた世代です。
「おどう」は確か三上寛の曲で、歌というよりも叫びに近い曲でした。
私の暗い暗い高校時代(笑)を支えてくれた俳優さんです。

渋い渋い演技と声に魅了されてなんどもなんども歌を聴き
図書館で向田邦子さんのシナリオを借りて「隣の女」という作品を
読み、見たことは無いけれど根津さんの演技をイメージして
更に痺れていました。

その根津さんの自伝的な本なのですが奥様が執筆されています。
奥様の紐を解くような文章の距離感がとてもステキでした。

現在根津さんは体調を崩されているようですが
この本を読んで、やはり本当に得難い俳優さんであったこと
私の目に狂いはなかった(笑)事を実感しました。

というか、人気が出る人はしかるべくして人気を博し
しかるべくして認められ、スターになるのだ、という事もわかり
あの根津甚八さんが、状況劇場劇団員の新人時代に
照明係りをしていた事があったとは、本当に驚きました。

状況劇場で鍛えられ、その後も自身を磨き努力を重ねて仕事を続け、
あの渋い渋いかっこよさで、しかも深い深い演技で魅了してくださっていた、
命を削るような作業をして、初めて人に感動を与えることが出来る、
俳優とはやはり凄い仕事だと思います。
どんな形でも良いので、また根津甚八さんの表現に触れたいと思うのは
私だけではないのになぁと本当に実感し、また勇気付けられました。

お奨めです→根津甚八

因みに、私は根津甚八さんとは面識はありませんが
ファンレターも書いたことはありませんが、
高校時代、富良野塾へ行く直前まで
「根津さん、根津さん」と根津さんをお慕いしていた
いち女性ファンでした。いまも勝手に親しげに「根津さん」と表記してしまいました。



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写真はぜんぜん関係なく、お隣を自在に行き来する忠太郎です。
ごめんなさいお隣さん。
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by chutaro116 | 2011-12-23 19:39 | BOOKS

1Q84 BOOK1・2

一気呵成に読んでしまいました!

村上春樹。

発売されて3年、お友達から借り数ヶ月(正確に覚えていないけれど)
演劇生活と仕事に没頭して
朗読は近代作家の作品を中心としていたので
現代作家を読む暇もなく、興味も薄れていました。
とくにこの半年は
演劇へのモチベーションをキープすることが中心でしたから
読書らしい読書もして居ませんでした。

読書は時間もかかるし、
重たい本を通勤で読むには持ち運びに肩も凝っちゃうし
新聞も読まなきゃならないし、メールも打たなきゃならないし
結構、目も手も忙しいのですよね。

村上春樹作品は90年代、
20代の頃、芝居が終わるたびに、一日読書の日を作って
一日読みふける、という行為をしていました。
なぜか。
村上作品にかんしては、私は一気読みをしないと
もう、我慢できないのです。なぜか。

そして、しばし、
その熱も冷めて、本当に15年ぶりくらいに読みました。
正確には読みふけりました。

何をしてても気になってしまって夢にまで出てきます。
今朝は、地下鉄で拉致される夢を見ました。本気で痛かった。

どうでもいいことですが、
本を読みながら、
畳んである布団の位置を動かしたら
手にカツンと小さな感触があって
「コガネムシ?」と思ってみたら
直径3センチくらいの太った蜘蛛でした。
すっごい怖かった。

1Q84は
以前読んだ作品よりも更に更に深淵になっているし
どんどん、物語へ誘導されて、
どきどきもするし、ヒリヒリもするし
現実世界に、フィクションがしみこんでくるくらいの圧倒的な
エネルギーを孕んでいました。
村上春樹さんはまだマラソンを続けているのかな。
作家は体力ですね。

すごいなぁ。
村上春樹は凄いなぁ。
ノーベル文学賞を本気で与えたほうが良いと思います。
世界に誇れる、日本の文化財だと思います。

何で面白いのだろう。
と。思います。
何が面白いのだろう、と思います。
構造とか、構成とか、逐一全てのなのでしょうけれど
品位が備わっているから、多くの人に受け入れられるのではないかと思います。

村上春樹はおそらく、とてつもない正義感と品位と正直さを保って
生きている人なのだとおもいます。(多分)。

ていうか、そう思わせてしかるべき作品を世に送っている作家だと思います。

私の偏見ですが多くの作家には、無頼派とか、酒乱とか、破滅型とか
意地悪とか、皮肉屋とか、ネガティブなイメージがあるのですが
(あくまでも偏見ですから・・・)
そんな部分があったとしても、
品位と体力で自身を制御して作品を書き続けている誠実さがあるように感じました。

多くの人は、作家のそんな部分に安心するのではないだろうか。

少なくとも、私が心を惹かれるのは
村上春樹の清廉な部分なのかもしれないと思いました。

あ~~
BOOK3を早く読みたいです。

未読の方がいらしたら、
ぜひぜひ、お読みください。
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by chutaro116 | 2011-09-20 17:36 | BOOKS

紀伊国屋書店の不思議

今日は落語のお稽古。

発表会まで、稽古は後2回。

スロースターターの私ですが
なんとか、台本の完成と稽古を充実させたいと
決意新たに稽古です。

稽古後、
新宿の紀伊国屋に久々に行って
演劇書コーナーでむさぼるように立ち読み。

井上ひさしさんの追悼コーナーがあって
お亡くなりになってから
いつの間にか、
3ヶ月も過ぎてしまった事に愕然としました。

先日
「紙屋町さくらホテル」を読み返しました。

改めて、素晴らしい台詞。

一度もご縁が無かったけれど
こまつ座、出たかったなぁ
ずっと出たい出たい!と思い続けたけど
ご縁が無かった。

努力が足りなかったのかもなぁ。

等々
思いをめぐらせていたら
一気に疲れてしまい
退散。

でも落語のDVDを探していたので
1階に下りてから
エスカレーターで2階へ。

と、どこかでお見かけした方が・・・。

あ~
同じ事務所の俳優の方でした!

偶然2階の同じフロアに立ち寄っていて
暫く、お話が盛り上がりました。

紀ノ国屋では
いろんな人に出会います(笑)。

演劇書もあるし、
劇場もあるから当然かもしれないけど
お向かいのジュンク堂では誰にも会いませんものね。

比較的
私は偶然知人に良く会うほうだと思います。

2~3週間前にも
電車の中で、現代朗読協会のメンバーでゆずり葉を見てくれた
唐さんと会いました。

多分
私を見かけても「誰だっけ?印象薄いな」と思う人や
「あ、あいつだ!」と警戒する人からは
声をかけてもらえないと思うので
(自分も一緒)
それを足したらかなりの数の人と
町で遭遇しているはず!

でも
運命のダーリンには
まだ巡り合っていません(笑)。

そこ。肝心なのは。

以上。

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by chutaro116 | 2010-07-16 00:31 | BOOKS

ニャ夢ウェイ

愛読書
松尾スズキの
ニャ夢ウェイ

無条件降伏な面白さです。

これがあれば、笑って生きていけます。

電車の中でも大爆笑。
おうちの中でも大爆笑。
一人暮らしでも大爆笑。

マジ、面白いです。

紀伊国屋書店の演劇書コーナーにおいてありますのよ。
現代戯曲のコーナーに。
松尾さんは劇作家なんだもの!

文庫にもなっていますし、アマゾンなら中古が○○○円で買えるので
是非、お読みになって一緒に感想を語りませんか(笑)。>ALL
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by chutaro116 | 2010-02-15 23:13 | BOOKS

兎の眼

みなさん

兎の眼はお読みになりましたか?

私、長年勧められていたにもかかわらず
おんとし○○歳で初めて拝読いたしました。

号泣しました。

なんとすばらしいお話でしょうか。

そしたら、
映画の『兎の眼』は
ちょうど今月(本日も)CSの日本映画チャンネルで
放送するそうです。

灰谷健次郎さんのメッセージは
今の現代を予言するかのようであり、
激しく普遍的であります。

未読でしたら是非お読みください。

一晩と1時間くらいで読めます。
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by chutaro116 | 2009-10-02 23:48 | BOOKS

『優しさとしての教育』

寝込んでいるので、
徐々に回復してくると
読書しかすることがなくなります。

たまたま
先日四谷図書館で借りてきた
灰谷健次郎のエッセイ
『優しさとしての教育』を読んでみました。

併読しているのは
三浦友和著
『被写体』
↑あるいみ、非常に面白いです。
大変だったんだなと、思います。

風邪引きの身体には灰谷文学のほうが
どうしても優しいです(笑)

灰谷さんは3年ほど前に他界されています。

昔から周囲の人々に
兎の目や太陽の子(てだのふぁ)を薦められていましたが
何で読まなかったんだろう。と悔やまれます。

灰谷さんの存在は、
なぜかとても進行形な感じで
文章がとても近くに感じられます。

おそらくしばらくは
私の中で灰谷ブームがおきるでしょう。

生きていらっしゃるときから
読んでおきたかった。

少なくとも、人に何かを教える、
講師という仕事に携わっている上で
灰谷さんの視点は
大きく私の心を揺るがします。

もちろん義務教育の現場とはかけ離れている分野であるけれど
何かを伝える、ということは
かなり大きな責任のうえで
個々人と対峙して
見つめていく作業なんだとおもいます。

もちろん専門的な分野ではあるけれど
生徒さんたちとのかかわり方の根本的な部分に
非常に大きな影響を与えてくれます。

この方の説得力は
すべてが奇麗事ではなく
ご自身が放蕩されたり
いろいろなことにまみれているご経験もあり
あきらかな苦しみや、もがきから
つむぎだされている
視点だったりする。

風邪を早く治して
図書館でたくさん本を借りてきたいです。
(本は買わないで借りて読むことに徹している今日この頃)
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by chutaro116 | 2009-09-28 10:43 | BOOKS

猫や芝居や日常


by chutaro116
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