<   2005年 12月 ( 9 )   > この月の画像一覧

新年にむけて

我が家の猫
忠太郎は本日お留守。

一足先に実家に帰ったのだ。

とはいえ、それは彼の意思ではなく、私の意志と行動により。

最近、朝の猫マッサージが日課で
忠太郎はかなり幸せそうだった。

家のすべての状況に幸せそうだった。

そこに、彼にとって恐怖の入籠・・。

なんとなく、私の不審な行動を察知し、部屋の隅に隠れて出てこない。

隙を突いて籠に押し込めると、人生最大の恐怖の声をだした。

「イヤだって言ってるじゃないかよおおおおぉぉぉ!」

私の耳にははっきりと人間語で聞こえてきた。とても猫の声とは思えない・・・。

実家に向かう道中何人かの猫好きさんに好意的に声をかけられ
どうにか実家に到着。

私は、夜予定があるため、本日は再び自宅に戻る。

久しぶりに猫の居ない家に帰ると
なんだか妻子が実家に里帰りした旦那のような気分になった。

「ふぅ」と寂しいため息が漏れてしまう。
なんだか、空気に張りが無いのだ。

完璧に二人暮らしだったんだなあと思う。(猫と・・)

忠太郎が入籠を拒絶するのは、移動のストレスもあるかもしれないけど
(保守的な猫は移動が苦手)
もしかしたら、この離れてしまうことの心もとなさを先に感じてしまうからではないかしら?とも思ったりする。

本能だけの動物には、
今起こることの先にどのような心の痛みが生じるか、
楽しいと感じることや、快!と感じることや、
ダイレクトに心身に及ぼす感情がわかるのではないかな。
 ヒトには実存的社会生活があるので、
常にそれを感じて生きることはむしろ障害になったりもするけど、
動物は本能が消えたら生存できないリスクをそのまま背負わなくてはならない。

ヒトの赤ちゃんや子供も、
たとえば母親以外にも大好きなお兄さんやお姉さんや
お友達と別れるときに大泣きすることもある。
大人になってからだって、そうゆうことはあるけど
多分、動物的な本能じゃないかもしれない。
「行っちゃいやだ!」とか「絶対に行きたくない!」とか
意に沿わないことへの抵抗はむしろわがままに捕らえられてしまったりもするから
自分の本能から少しずつ離れてしまってるのじゃないかしら。

と、忠太郎不在になっただけで、ずいぶんと考えさせられてしまった。

来年は、こうゆう本能は大事にして
自分の周囲の人たちを大切にしていきたいと思います。

今年もありがとうございました。

来年もどうか、よろしくお願いいたします。
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-31 03:22 | ペット

夜叉

CSで
釘付けになりました。
高倉健主演「夜叉」。

まずカメラワーク、撮影、木村大作、御大です。

これでもかというほどすさまじい、海海海、荒波!!
吹きすさぶ浜辺の吹雪。
宙を舞う、田中裕子の赤い番傘。

そして田中裕子。
彼女は本当に凄い人でした。

芝居ってなんだろう、
演技の勉強ってなんだろう。
たとえ彼女が文学座養成所に居ても居なくても
田中裕子は突出したに違いありません。

俳優の感性って何?って思ったら
「夜叉」の田中裕子をみたら答えがわかるんじゃないでしょうか。

健さんもいしだあゆみさんもものすごく素敵です。

脚本も秀逸です。
健さんはかっこいいので、奥さんがいしだあゆみさん、
そして浜辺に居酒屋を開いている田中裕子と恋仲になります。
二人の女性はかなり魅力のレベル高いです。

健さんがかっこいいので、そして奥さんも恋人も素敵なので、
観客は納得してみんなの応援をします。というか、感情移入バリバリです。

素敵なのは美男美女に関わらず、浜辺で漁師をしながら生活は苦しく
皆が必死に生きているさまが描かれているからです。

背中に夜叉の刺青を背負った健さんが妻のいしだあゆみさんに問いかけます
「お前、夜叉はきらいか?」
「すきでなかったら、どうして一緒にいられるの?」
このどうということの無い会話が、たまらなく切ないのです。

居酒屋蛍でお客の田中邦衛さんが田中裕子に聞きます
「・・・、ん、さぁ、寝たの?」
「・・・そりゃ、男と女だもん、すきなら寝るでしょ」

お~、言ってしまうのか~!

見えない心のひだが、抽出されて凝縮されて、
それが間であったり、波であったり、雪だったり、浜辺の景色だったり、海だったり、
人物のアップだったり、
これぞ映画!ビバ日本映画!という作品です。(ザッバ~ン!!)

今まで私は観てなかったのか、覚えていなかったのか定かではありません。
が、しかし、今日観ることができて私は幸せでした。

韓国映画に浮かれている場合じゃありません。

日本の映画、こんな凄い感性なんだぞ。って若者に知ってほしいです。

最近ちょっと昔の日本映画を観ていて感じるのは
非常に欧州的というか
ヨーロッパの小品作品を観ていても、
非常に日本映画に通じると思ったりして。

日本映画って、絶対に良いと言い切ってしまおう!!
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-25 22:46 | 映画・ドラマ

寄席を観る

浅草演芸ホール
にて、寄席を見てきました。

クリスマスイブに。うふふ。

きっと夜は空いているかしら?と予想していたら、なんとほぼ満員。

浅草は、「クリスマス?え、なにそれ?」という突き抜けた感がとても心地よく
久々に日本の商業主義に振り回されてない感じを味わえて気分は最高でした。

そして、寄席。

かねてから、寄席は勉強になるよ、と言われていましたが
そして、新宿の末広亭には何度か通いましたが
浅草は初めて。

これが、本当に面白かったのです。
前座から始まりプログラムは、落語、漫談、曲芸、落語、落語、音曲、
落語が少し続いたら手品が入ったりと、
とにかく客を飽きさせないように、
細心の工夫が凝らされているのです。

そして、芸人の凄さ。

芸人はお客の前にでて、鍛えられるとは、まさしくこの通りなんだろうなあ。と
改めて染み入りました。
なにより「笑う」ということを導いてくれるのだから
その技って凄いと思うのですわ。

芝居と違うのは、明らかに客席と一緒に呼吸をして居るのです。
客席の呼吸を見ているのですね。芸人さんは。
とても「生もの」という感じ。
芝居も客席と呼吸をしているものなのじゃないかしら?と思うのだけど・・・。

寄席の芸の個性はそれぞれで、自分を出していく人、客に歩み寄る人
ぐい、とお客を引き寄せていく人、それぞれで、
誰が正しい方法、とかは無くて
これが芸の個性なんだと認識させられました。

最近見た新劇のお芝居に、なんだかとても息苦しい瞬間を感じたこともあって
今日の寄席は、心から楽しめました。

モチロン、演劇と寄席を比較することは強引かもしれないけど
大衆が喜ぶこと、
お客様に受け入れてもらうとか、
ひきつけるための研究と努力とか、
そうゆうことは共通しているし、
学ぶところは山ほどあると痛感しました。

寄席通い、ちょっとしてみようかな、と思います。
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-25 02:48 | 芝居

アドレス変更のおしらせ

新年を迎えるので心機一転
ホームページのアドレスを変更いたしました。

http://www.geocities.jp/satokoiwasaki/です。

よろしくお願いいたします。
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-23 17:53

猫の脳活性化運動

池谷裕二&糸井重里著
「海馬」を読んでいます。

3年前に出版されていて、友人から超お勧めをされていたのだけど
立ち読みで済ませていた。

今、電車の中とかで読んでいると
あさから猛烈に脳が活性化していくような気がしてきて爽快!

ネズミの脳細胞の働き等を例に
様々な脳の不思議が解き明かされていくのだけど
ネズミでも刺激を与えれば与えるほど
細胞が増えていくらしい。

以前からうちの猫に遊びを教えるたびに
それを覚えていくので
たとえ猫でも芸を仕込めるんじゃないだろうか。
と希望を抱いていたのだけど
なんだかそれはあながち幻想ではなかったみたい。

最近では、2メートルほどある紐が猫の旬なおもちゃ。

私は新体操の選手よろしく
猫じゃらしの棒の先に結んだ紐を
クルクルと空中に泳がせて必死に猫の気を引くのです。

遊びのタイトルは「忠ちゃん釣れました!」
釣れ方にも、幾つかの形がある。
マグロ級、鯵くらいの力。すぐ逃げる小魚、蛸(紐の下に横たわり喜んでる・・)。etc

沢山遊んだ後はぐっすり眠る。
眠ることも記憶を定着させる為にはとても大切らしい。

そういえば、数年前の年末に実家に猫を連れて帰るときに
籠の中で絶叫する姿に興味を持ったご婦人が
「これ、今日観てきたのよ」といって
『猫サーカス』のチラシをくれたことがあった。

見て見たいなあ。
猫サーカス。

うちの猫は人見知りが激しいので入団できないけどネ・・・。


毛糸大好き!
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-23 01:34 | ペット

ライブが跳ねて。

前日からNOKKOの「ライブが跳ねたら」が頭の中をぐるぐるしてました。

おととい、今年のライブが跳ねました。

なんと今年は最初で最後のライブだったのですね。たしか。

今年は年初から新国立のお手伝いに入り
結局7月8月を除き、11月まで続いたので
映画とか朗読の収録とかはあったけど
実演家としての実質の活動は
自分でも忘れていたけどたしか
最初。

そのためか、
もう異常なくらい緊張しました。

緊張するとどうなるかというと
ひたすら集中力が欠如するのです。
そして目の前が真っ白じゃなくて真っ黒になるのです。

で、声がかちこちになってお客さんも緊張してしまうのですね。

そのことはNY日記に書いたばっかりなんですが。

結局一番大切なのは
「集中&リラックス」

緊張の原因を探ってみると
多分、
昨日の舞台は水城さんのピアノと私だけの出演で
私の身体は、舞台に出た時から
競演者である水城さんとコンタクトを摂りたがっていたのだけど
構成上、私がピアノに振り向くことを設定していなくて、
見たい気持ちを無視して進行していたことが
どんどん自分を孤立させ、その不安が緊張に繋がって行って
しまったのだと思います。

なにしろピアノと朗読のセッションなので、
究極的にはピアノと会話をする訳で、
対話の相手とのコンタクトは耳だけでは
ちょっと難しかったのですね。
50センチも離れていないところに居る演奏者の表情を確認しない、
ということがどれほど自分を不安にさせるか
私は自覚していませんでした。


客席に神経が行ってしまったことが原因かしら、とずっと考えていたのだけど
そんなことは今までも何度もあって
どうということではなかったので
「コンタクトをしたがる身体を無視した結果」だと思います。

リハーサルの時点までは、
自分の身体の要求を無視したことがなかったので。

本番だからといって、制約を自分に与える必要は無かったのに
自分で「その動きはおかしいんじゃないの?」と制限したことが
自分をどんどん追い込んだのでしょう・・・。

生の舞台は、本当に恐ろしいです。

でもやってみないとどんなことが起きてどんな結果が生まれてくるか判らないわけで
続けていくうちに不要なものが淘汰され
必要なものが残ったり、発生したりして
それが芸を磨く、ということに繋がるのだと思います。

まあ、どれほど緊張していたか、というのはかなり個人的な感想なのですが。
(ただ、わかる人にはわかってしまうのです。
私も悲しいかな人の芝居観に行くと必ずわかってしまいます。)

しかし、本当に生の視線に晒されることの貴重さと
観に来ていただけることのありがたさ、
表現できる場所があることの幸せさ、
緊張の恐ろしさ、
ということが身に沁みた一日でありました。

ライブに関わったすべての方、お客様、ありがとうございました。

来年はどんどん定期的にライブをやります。
芝居もどんどん演りたいと思います。

今年はまだ終わらないけど、
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-21 02:17 | 朗読

ライブ告知

本日12月19日7時30分より
朗読ライブを行います!

まだお席に余裕ありますのでお時間がありましたら
是非いらしてください。

中原中也の詩とピアノのセッションです。

中也の詩はとても綺麗な日本語とリズムで織り成されています。

稽古をしていても詩の言葉の世界に
すっと入っていけることがとても不思議で心地よい感じです。

この世界をきちんと客様にお伝えできるようにがんばります。

------------------------------------------------
“Melting Pot”
あいぶんこクリスマスライブ

NPO法人現代朗読協会発足を記念して、新たなライブシリーズがスタートします
コンテンポラリーなことばと音楽の融合パフォーマンス
時に火花を散らし、時に融けあう、音の世界へようこそ!

日時 2005年12月19日(月) 19:30~
  開場は開演時間の30分前です。
----------------------------------------------

入場料 前売1500円 当日1800円
----------------------------------------------

会場 あいぶんこアトリエ
(小田急線豪徳寺駅徒歩4分)
地図

当日のお問い合わせ

あいぶんこアトリエ電話:03-5450-7525
またはメール

---------------------------------------------

出演 水城雄(p)/岩崎さとこ(reading)/斉藤亜実(〃)/伊藤さやか(vo)/うらら(key)
---------------------------------------------

b0062522_229766.jpg

[PR]
by chutaro116 | 2005-12-19 02:29 | 朗読

インバル・ピントカンパニー

NHK教育で、「インバル・ピントカパニー」というダンス公演を放送していました。

そういえば日曜は舞台中継、と思い何気なくチャンネルを合わせると
ものすごく不思議だけど、一瞬で夢中になってしまう世界が繰り広げられていました。

イスラエルのダンスカンパニーだそうです。

びわ湖ホールのインフォメーション


知らなかったな~。
ダンサーの表現力も、演出の振り付けもすべての表現が
身体の奥から饒舌に発信されていて
ウソが一つもなくて
形にとらわれていなくて
ファンタジックで
夢のような世界でした。

このカンパニーに入りたい!って思うくらい好きになりました。

また来日することを切に希望してます。
っつうか行ってしまおうかとすら思ってしまう。イスラエルに。

世界は広いなあ!
そして、自分の好きなものが増えることに
たまらなくヨロコビを感じてしまうのでした。

折り紙
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-12 00:53 | 芝居

師走

すっかり師走。

12月になるとどうして堰を切ったように時間に追われるのか判らないけど
毎日が小屋入りしたばっかりの舞台稽古みたいな
スケジュールだったりする。
(↑これ、舞台経験ある人だとわかりやすいのだけど
役者だったら、衣装とかカツラとかつけたまま、ずーっと待機とかね。
スタッフもみ~んな大変な日なのです)

日常に感じることとかが
ザザ~っと後ろに流れていくようで
昨日の記憶すらなかったりする。

その中、19日のライブの事や
朗読配信の新作(まだ内緒!)など
タスクは一杯!

なぜか友人・知人達の芝居もこの時期に重なっているし
無性に年内に会っておかないとならないような人も増えてくる。

あと、年賀状もぉぉぉ~?


寒いし、とりあえず風邪ひかないことだけ考えて
師走りましょう。

歩く
[PR]
by chutaro116 | 2005-12-07 02:28 | 朗読

猫や芝居や日常


by chutaro116
プロフィールを見る
画像一覧